非公式ガイド
流山市議会への陳情書
記入例と提出前チェックリスト
道路、公園、通学路、子育て、福祉、防災など、暮らしの中で感じる地域課題を市議会へ届けたいときの整理用資料です。
このPDFは、流山市議会の公式情報をもとに、書き方の考え方を分かりやすく整理した非公式資料です。正式な提出方法、締切、必要事項は、必ず流山市議会の最新案内で確認してください。
陳情とは
陳情は、市民が地域課題や制度への要望を市議会へ届ける方法の一つです。流山市議会では、陳情は請願とおおむね同様に扱われますが、請願と違って紹介議員は必要ありません。
請願との違い
| 項目 | 請願 | 陳情 |
| 紹介議員 | 必要です。紹介議員と相談しながら提出します。 | 不要です。市民が直接、議会へ要望を届けられます。 |
| 提出先 | 流山市議会議長宛てに提出します。 | 流山市議会議長宛てに提出します。 |
| 審査の扱い | 議会で審査されます。 | おおむね請願と同様に扱われますが、提出方法や受付時期の確認が必要です。 |
| 使いやすい場面 | 紹介議員と相談して、正式に要望を届けたいとき。 | 初めて地域課題を届けたいとき、紹介議員がいない状態で要望を整理したいとき。 |
提出前に確認すること
陳情は「困っていること」をそのまま書くだけではなく、地域課題として整理すると伝わりやすくなります。
陳情に向いている内容
- 道路や歩道の安全に関すること
- 通学路の安全に関すること
- 公園や公共施設の改善
- 子育て、保育、学校生活の地域課題
- 福祉、障害、介護に関する環境改善
- 防災、防犯、交通安全に関すること
陳情に向いていない内容
- 生命や身体に危険がある緊急対応
- 個別手続きの代行
- 特定の相手への攻撃や誹謗中傷
- 医療、法律、福祉判断の代替
- 地域課題として整理されていない個人的な不満
- 市の権限外の内容だけを求めるもの
陳情書の基本構成
- 件名:「〇〇に関する陳情書」のように、内容が分かる題名にします。
- 要旨:何を求めるのかを短く書きます。
- 理由:なぜ必要なのか、どんな困りごとがあるのかを書きます。
- 項目:議会に求める内容を番号付きで整理します。
- 提出日:提出する日付を書きます。
- 提出者:住所・氏名を記載します。
- 宛名:「流山市議会議長 宛て」とします。
提出された請願書・陳情書は、議会での審査や資料配付の対象になります。氏名、住所、印影などの扱いについては、流山市議会の手引きで確認してください。
記入例1:通学路の安全対策を求める陳情書
件名
〇〇小学校周辺の通学路における安全対策を求める陳情書
要旨
〇〇小学校周辺の通学路において、歩行者と車両の距離が近く、登下校時の安全に不安があります。児童が安心して通学できるよう、安全対策の検討を求めます。
理由
当該道路は、朝夕の時間帯に車両の通行が多く、歩道が狭い箇所や見通しの悪い箇所があります。地域の児童が日常的に利用する通学路であるため、事故が起きる前に状況を確認し、必要な安全対策を検討することが重要だと考えます。
項目
- 当該通学路の安全状況を確認すること。
- 必要に応じて、注意喚起表示、路面標示、ガードレール、見守り体制などの安全対策を検討すること。
- 学校、地域、関係部署と連携し、児童の安全確保に向けた対応を検討すること。
これは架空の記入例です。実際に提出する場合は、場所、状況、要望内容を事実に合わせて整理してください。
記入例2:公園設備の改善を求める陳情書
件名
〇〇公園の遊具および休憩設備の改善を求める陳情書
要旨
〇〇公園は地域の子どもや高齢者が利用する身近な公園ですが、遊具や休憩設備に老朽化が見られます。利用者が安心して使えるよう、設備の点検と改善を求めます。
理由
〇〇公園は、近隣住民や親子連れが日常的に利用する場所です。一方で、遊具やベンチなどに劣化が見られ、利用時に不安を感じることがあります。公園は地域の交流や子どもの遊び場として重要な場所であり、安全で使いやすい環境を維持することが必要です。
項目
- 〇〇公園の遊具、ベンチ、照明などの設備状況を確認すること。
- 安全面に課題がある場合は、修繕または更新を検討すること。
- 子ども、高齢者、障害のある人など、さまざまな利用者が使いやすい公園環境を検討すること。
個別の苦情だけでなく、地域の複数の利用者に関わる課題として整理すると伝わりやすくなります。
記入例3:発達支援・相談体制の充実を求める陳情書
件名
発達が気になる子どもと保護者への相談体制の充実を求める陳情書
要旨
発達が気になる子どもや保護者が、早い段階で相談しやすく、必要な支援につながれるよう、相談体制や情報提供の充実を求めます。
理由
子どもの発達について不安を感じても、どこに相談すればよいか分からず、保護者が一人で悩みを抱えることがあります。診断の有無にかかわらず、早い段階で相談できる入口や、療育、園・学校、地域の支援情報につながる案内があることは、子どもと家庭を支えるうえで重要です。
項目
- 発達が気になる子どもと保護者が相談しやすい窓口や情報提供の充実を検討すること。
- 園、学校、医療、療育、地域団体などの情報にアクセスしやすい案内を検討すること。
- 診断前やグレーゾーンの段階でも保護者が孤立しない支援のあり方を検討すること。
医療判断や診断を求める文章ではなく、相談しやすい体制や情報提供の改善を求める形にしています。
提出前チェックリスト
件名は具体的か
要望は1つまたは少数に絞れているか
個人攻撃になっていないか
市や議会に求める内容として整理されているか
場所、時期、状況が分かるか
写真や地図などの資料があるか
提出者の住所・氏名を記載したか
提出日を書いたか
宛名が「流山市議会議長」になっているか
締切日を確認したか
郵送扱いの注意点を確認したか
提出前に議会事務局へ確認するか検討したか
提出方法の注意
- 陳情は紹介議員がいなくても提出できます。
- 請願には紹介議員が必要です。
- 提出先は流山市議会議長宛てです。
- 受付締切は定例会ごとに変わります。
- 締切後に受け付けられたものは次の定例会扱いになる可能性があります。
- 郵送による陳情は参考配付扱いとなり、審査されないと案内されています。
- 提出書類は公開対象になるため、個人情報の扱いを確認してください。
公式資料リンク
正式な提出方法、締切、書式例、個人情報の扱いは、流山市議会の最新案内で確認してください。